サーバーとは?予備知識なしで解説します!

IT技術
Masa
Masa

こんにちは!Masaです。

この記事ではサーバーの基本について解説します!

この記事はこんな方におすすめ!
  • サーバーの初歩的なことを知りたい人
  • IT技術の理解を深めたいと思っている人

サーバーとは私たちにサービスを提供してくれるコンピュータ

皆さんは日々、SNSやチャットツール、動画配信サイトを利用していますね。

これは皆さんがサービスを受けていることになるので、皆さんはクライアントになります。

一方、このサービスを提供してくれるものがサーバというコンピュータになります。

このサーバとクライアントの関係を詳しく見ていきましょう!

(以後サーバーをサーバと書きます。)

サーバとクライアントの関係

先ほど説明した通り、システムはサーバクライアントの関係によって成り立っています。

例えば、WebサイトではクライアントであるユーザがWebブラウザ(Cromeなど)にURLを打ち込みます。
このURLにはどのサーバに依頼すれば正しいかという情報が入っており、URLからユーザが見たい情報(HTMLやCSSなど)が保管されているサーバに「閲覧させて!」と依頼します。
サーバは依頼された内容を確認して、クライアント側に情報を提供します。

メールでも見ていきましょう(簡易的に解説します)
皆さんはメールに件名や本文を書いて、入力したメールアドレス宛に送信します。
このメールは直接送信先のパソコンであったりスマートフォンに届くわけではありません。
メールサーバーというサーバーが間に入って、メールの受け渡しをしてくれます。

これらのように、私たちが使っているシステムはサーバによってサービスが提供されています。

サーバとはどんなコンピュータ

サーバといっても必要な要素(パーツ)は一般のPCとあまり変わりがありません。

サーバー構成パーツ
  • マザーボード(必須)
  • CPU(必須)
  • メモリ(必須)
  • 補助記憶装置(必須)
  • 電源(必須)
  • グラフィックカードやサウンドカード

これだけ見ると、普通のPCです。
実際PCを家庭用サーバとして構築することも可能です。

以下に参考としてDELLのサーバ製品ページのリンクを貼っておきますので、イメージができるかと思います。

サーバー - ラック、タワー、エッジ サーバー | Dell 日本
ラック、タワー、エッジ、モジュラー型ソリューションなど、コンピューティング向けのDell製サーバーをぜひご覧ください。スモール ビジネスからエンタープライズまでのニーズに対応できる最適なサーバーが見つかります。

一般のPCとサーバは以下の点で異なります。

サーバとPCの違い
  • パーツ性能
  • 高可用性・高冗長性(耐障害性、高信頼性)

パーツに関しては、値段も性能もサーバーの方が高いです。
PCは1人もしくは数人が同時にアクセス・操作することが目的であり、性能を抑えてあります。
一方、サーバは多数のクライアントがアクセスするため、多くの処理をこなす為に性能を上げる必要があります。

可用性に関しては、耐障害性、高信頼性なものを高可用性と言います。
PCは1日数時間しか稼働させない前提で作られていますが、サーバは24時間365日稼働させる設計になっています。
またサーバの一部が故障するとサービスの提供が止まってしまうため、一部が壊れても他が補ってくれたりと高可用性・高冗長性な設計となっています。

サーバの種類

次にいくつかサーバの種類をご紹介します。
前述したWebサーバやメールサーバも記載しています。

メールサーバ

メールサーバは先ほども解説したように、メールの送受信を提供するサーバです。

厳密にはメールを送信するサーバと受信するサーバは別々であり、送信者→送信側サーバ→受信側サーバ→宛先という流れでメールは届きます。
また、送信側サーバはこの後解説するDNSサーバを利用して、受信側サーバを特定します。

DNSサーバ

DNSはDomain Name Sysytemの略であり、ドメイン名をIPアドレスに変換、またはその逆を行うサーバです。

IPアドレスはインターネット上の住所みたいなものなので、相手側のIPアドレスがわからないと通信ができません。

上述の送信側メールサーバもメールアドレスというドメインをIPアドレスに変換して、相手側にメールを送信します。

Webサーバ

Webサーバも先ほど説明した通り、クライアントからのリクエストに対して、リクエスト内容を満たしたレスポンスを返すサーバです。

WebサーバはWebページの表示に必要なHTML/CSSや画像、動画などのコンテンツをデータベースに保管しています・

FTPサーバ

FTPはFile Transfer Protocolの略で、Webサーバとのファイルの送受信を行うサーバです。

FTPではクライアントがFTPサーバにファイルをアップロードしたり、ダウンロードしたりできます。
一方、Webサーバはクライアントからリクエストした時のみファイルを送信します。

ファイルサーバ

ネットワーク上でデータを共有(アップロード・ダウンロード)できるサーバです。

FTPサーバとやれることに違いはほぼなく、FTPサーバはFTPというプロトコルを使用している一方、ファイルサーバはそのほかの転送プロトコルを使用しています。

その他にも、アプリケーションサーバやデータベースサーバなど多くのサーバが存在します。

まとめ

今回はサーバについて簡単に解説を行いました。

コンピュータシステムはほぼ全て、サービスを受ける側のクライアントとサービスを提供する側のサーバがいることによって成り立ちます。
クライアントはサーバに対してリクエストをすることで、サーバはその要求に答えます。

そしてサーバにもさまざまな種類があり、用途によって仕組みが分かれています。

今後もサーバを含めIT技術を解説していくので、ぜひご覧ください。

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